取り扱い方|お直し
江戸時代から各地の製品を、実際に見て・触れて・学ぶことを通じて蓄積された知識と、職人の経験にもとづいた高い技術力により、愛着のある品物を使い続けたいと願う、お客様のご希望を叶えます。
私たちは“直しもん”のプロ。どんな産地の木製漆器も甦らせます。
「思い出の品を直してもらえますか」。
店先に持ち込まれる漆器のなかには、輪島塗の他にも、様々な産地の製品があります。
私たちは製造元を問わずに、お客様からお品を預かり、これまで漆器の修理を500点以上手がけてきました。
漆器の製造技法は産地により異なり、修復方法も変わってくるため、なかには輪島塗以外の製品のお直しを引き受けないお店もあります。
では、なぜ当社では、どんな漆器のお直しでも引き受けられるのでしょうか?
それは、古くは江戸時代から各地の製品を、実際に見て・触れて・学ぶことを通じて蓄積された知識と、職人の経験にもとづいた高い技術力による、万全のアフターフォロー体制をしいているためです。
愛着のある品物を使い続けたいと願う、お客様のご希望を叶えたい。
この想いが、私たちを“直しもん”のプロフェッショナルに育ててくれました。
「おかえりなさい」の気持ちを込めて。
私たちは、お客様と漆器の途切れた時間をつなぎます。
「お直し」が必要なのは、こんなとき
堅牢優美な輪島塗。おかげさまで何代にもわたってお使いくださるご家庭が多く、それは私たちの誇りです。 しかしながら、長年暮らしの中でお使いいただくのですから、落としたり誤った使い方をしてしまうことはありえること。さすがの輪島塗もどんな衝撃やストレスにも無敵なわけではありません。通常の使い方であればどんな器にも増して堅牢ですが、衝撃をきっかけに角が割れたり、剥げたり。誤った使い方をきっかけに表面が曇ったり。そういうときがお直しを検討いただくタイミングです。 他の材質の器であれば、欠けたり傷ついたものを元通りに再生するのは困難ですが、漆器製品、特に輪島塗なら可能なのです。